行政書士資格!目安の勉強時間や勉強法を解説(2022年最新情報)

行政書士とは

行政書士の資格は行政書士法に定められた国家資格です。
行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類(電磁的記録を含む)及び権利義務・事実証明に関する書類に関して、法律に基づき作成、作成・提出を代理または代行し、加えて、当該書類作成に伴う相談に応ずることを業とします。

また、特定行政書士の付記がされた者は、これらの他に行政書士が作成した官公署提出書類に関する行政不服申立て手続等の代理、及びその手続について官公署に提出する書類を作成することを業とすることができます。

行政書士になることで扱える書類は、多岐にわたり3000種類に及ぶと言われます。
許認可などの申請書・添付書類など行政機関に提出する書類のほかに、契約書、定款など権利義務・事実証明に関する書類を作成することができ、また、それらの書類を作成する際の相談にも応じることができます。

例えば、新車を購入した際の登録手続き、飲食店や建設業を開業する際の許認可手続き、法人設立のために認可を要する際の認可手続及び定款認証手続・議事録等の作成(登記手続は除く)、外国人の在留資格の更新および変更手続きなど、幅広い分野にわたっています。
たくさんの書類を扱えるということは、それに関連する幅広い法律知識が必要になってくるということです。行政書士試験では行政書士としての業務に関する法律の基本的な知識があるかを判定されます。

行政書士の試験の概要(2022年版)

2020年4月に民法が大幅改正されています!これまで勉強してきた方は注意が必要です。

試験の公示予定日 2022年7月4日(月)
試験の内容や点数配分などが明らかになります。
受験願書・試験案内の配布 2022年7月25日(月)~8月26日(金)
試験日 2022年4年11月13日(日)13:00~16:00
試験時間 午後1時から午後4時
受験資格 だれでもOK!
受験手続 例年8月、一般財団法人 行政書士試験研究センターに郵送申込、インターネット申込があります。
合格発表 例年1月に合格者の受験番号が掲示され、受験者全員に合否通知が郵送される。

参考:2021年版の試験科目と合否基準

例年、テーマや点数配分などは大きく変わっておりません。今勉強して対策するとしたら、昨年度の情報を元に対策を行なうのが良いでしょう(2022/4/20現在時点)

法令等 憲法・民法(2020年改正)・行政法・商法・会社法・基礎法学
一般知識 政治・経済・社会・情報通信・個人情報保護法・文章理解
合格基準点 法令科目50%以上、かつ一般知識40%以上、かつ全体で60%以上(180点)である者

行政書士の試験内容

そもそも士業の国家資格の試験というのは、落とすための試験というより、例えば行政書士として仕事をする上で、最低限これは大切だから知っておいてね!という知識の確認である試験と捉えて臨まれるとよいと思います。

何が大切か?

基本が大切であり、基礎の理解が最も大切であると思います。

行政書士は士業の中では、挑戦しやすい資格であると思います。
他の士業の試験と比較して、一般知識が曲者かもしれませんが……、法律の知識は広く浅く的な感じです。
一般知識は56/300点なのですが、ここの足切り24点にひっかかる方も多くいると思います。

何が出るのか?

政治・経済といういわゆる時事問題です。
国内外の問題、年間を通じての話題を押さえておかないとなりません。

政治史や経済史も出題される可能性ありです。
例えば、今の日本の外務大臣の名前……言えますか?という一般知識が問われます。
全てが択一式なので、記憶のレベルは再認が出来れば何とかなるか!?文章理解に至っては国語ですね。

法令問題は244点あります。
記述が行政法の1問と民法の2問。
この対策はしたいですね。配点が高いのです。

憲法の28点も満点で行きたいところ。
法令問題の足切りが50%ですが、法令の足切りに引っかかっている状態では合格は望めないです。法令の知識は広く浅くが求められています。行政法(行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法)は112点と法令の46%を占めるので、行政法はしっかり勉強したいです。

合格の肝は何か?

記述式対策3問と憲法と行政法と一般知識32点を目指せば「合格」は見えてくると思います。

それに加えて、スピード記憶術と脳科学と認知心理学に基づいた、脳の仕組みを把握して、正しい勉強法を行えば、「合格」を手中に収めることになるでしょう。

学習時間の目安は?

社会人が資格試験に挑戦するときに、どれだけ勉強に時間が割けるのか!?
これが大きな問題となります。

比較的に易しいと思われている行政書士試験は、独学では800時間程度、資格の学校や通信講座を利用して600時間の勉強が必要であると言われています。

仕事をしながら、資格に挑戦しているあなたが、平日の月曜日から金曜日まで、必ず1時間、落ち着いた環境で、机に向かって、テキストや問題集を拡げて集中して勉強する。週末の土日には、何があろうと8時間は必ず勉強をする。
上司に宴席に誘われても断る。同僚に誘われても、デートに誘われても、必ず平日は1時間×5日、週末に8時間勉強するあなたは、1週間で13時間、ひと月で52時間勉強できます。
一年では624時間なので・・・このペースで勉強し続けても、独学で行政書士に合格する800時間には及ばないという状態です。

合格のための勉強法

しかし、実際に私は90日の勉強で行政書士に合格しています。その勉強法とは!
知りたいですか?

一言でいうと、「無駄な勉強はしない」

忙しい日々の中で独学して行政書士合格を目指そうという方に向けて、効率の良い勉強法や学習スケジュールの組み立て方を株式会社麓屋「試験対策学習法」でお伝えしています。
試験に失敗する大きな原因は無駄な勉強をしている人たちです。

やってはいけない勉強法

一番、駄目なパターンは、教科書や参考書を買ってきて、1ページ目、第一章を開いて、「うわぁ、ここも大切!ここも大切」とマーカーを引いて、教科書を丸覚えしようと、キーワードをノートに写し始める勉強法です。このパターンはアウトです。

脳は勉強したふりをしたり、勉強した気になったりしますが、このやり方では頭の中に残りません。
大変に非効率な勉強法です。

あなたは法律の研究者ですか?
行政書士資格試験を300点狙うのですか?
それとも、国家資格に合格を目指す受験生ですか?

全ての範囲を網羅して、知識を100%にしようとすると失敗します。

試験で満点を取りに行くと失敗します。行政書士なら180点で合格です。
逆に言えば120点を捨てられます。

これで私は合格しました

効率良く、正しく、試験に合格するための勉強法と大量暗記を短時間でできるスピード記憶術のノウハウを手にしたら、通常の半分の時間であなたの夢を叶えられます。

麓屋の試験対策学習法では、私が90日間で「合格」のために何をやったのか?
そのスキルと6つメソッドを体系化して全てお伝えします。

社労士に挑戦して3回失敗していた受講者さんは「いままで間違った勉強法をしていた」と嘆いていました。既に開業している税理士さんも、合格のための試験対策学習法は非常に為になったと、さらに勉強を重ねて、なんと米国税理士に合格してしまいました。
その方はスピード記憶術講座では、一気に160個の単語を覚えることが出来て、あまりの驚きに涙を流したほどです。

ここでお伝えしたいのは「無駄な勉強に時間をかけてはいけない!」ということです。

行政書士の90日短期合格法「6つのメソッド」

  • 孫子法
  • バードビュー法
  • サマリー法
  • アクセルパーフェクト法
  • ラーニンングパロット法
  • タイムトライアル法

これらの6メソッドを理解し、試験対策のための学習に取り入れて頂きたいのです。

アクセルパーフェクト法で述べますが、過去問一つとっても、

  • あなたはどのタイミングで過去問に取り組みますか?
  • 過去問の活用の方法を知っていますか?
  • 過去問に対する大きな誤解をしていませんか?
  • 過去問の答えを見て、それを覚えようとしていませんか?

過去問の正しい使い方をお伝えします。

  • 知識がないうちに過去問をやっても解けないから、意味がない。
  • 過去に出たから、もう出ないのでは?
  • 過去問は試験の直前にやって、実力を判定するツールで使う。

これらは大きな誤解です。

過去問をしっかりやることが「合格」の近道!

過去問はとても大切です。
大切なことは何度も出題されると考えたほうが良いと思います。
先にも述べましたが、知識の確認のための試験だからです。
過去問を数年間分徹底的にやると、間違いなく傾向と対策が立てられます。

過去問でカバーできないのは、法改正があったときです。
去年の正解が今年の不正解になることがあります。これは要注意です。
私が試験官であったら、法改正を受講者がチェックしているか?問題にしたいところです。

効率の良い勉強法とは、記憶術を知らない人が5時間かけて覚えることを、記憶術を使って1時間で覚えられたら!効率よくありませんか?
記憶術で入れた情報はなかなか消えないのです。覚えるべきところをしっかり覚えて選択式にも記述式にも知識を広く応用していくことが重要です。
基礎となる知識を定着させることが真の効率化に繋がるのです。

世の中の試験というのもの

ほぼ記憶力が良いかどうか?にかかっていると思います。
答えを知っているか?知らないか?
選択式に至っては、答えが書いてあります。
出題形式を研究すれば、行政書士試験においても、覚えた者勝ち!の科目がいくつかあります。

  • 行政法(行政不服審査法と行政手続法の対比)
  • 行政法(地方自治法)
  • 基礎法学(現代文の読解問題か?)
  • 一般知識(個人情報保護は条文覚え)
  • 商法
  • 憲法
最短90日 難関資格試験に合格するスピード記憶術セミナー

執筆者:株式会社麓屋代表 麓 直樹

スピード記憶トレーナー®国家資格を取得したい、語学を勉強している、受験を控える人向けに、脳科学を活用したスピード記憶術を伝え、脳力をフルに発揮させ、最短・最速で資格取得、学業成就をサポートする専門家。90日で行政書士に合格。東京都行政書士連盟所属。
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