「マイナス言葉」で脳のパフォーマンスを下げてませんか?

スピード記憶トレーナー®の麓直樹です。
心理学と脳科学に基づいた能力開発の専門家!LEC東京と業務提携をして、国家資格合格をめざす方々に、大量暗記を短時間でできるスピード記憶術と試験に合格するための学習法を教えています。

早稲田大学では教育心理学を学び、NLPマスタープラクティショナーという資格をもち、脳の癖や仕組みをやさしく伝えることもしています。
夢を叶える脳の使い方を手に入れてしまえば、人生はワクワク感と楽しみに包まれます。

脳には不思議な機能があります。
RASと呼ばれる機能です。

脳幹網様体賦活系という機能なのですが……ご存じの方も多いと思います。
脳の使い方を良く知って、脳の本当の力を引き出し自分の夢を叶えるときのキーポイントが、このRASかもしれません。

↓ 下の動画をご覧ください。
問題です。
白いチームが何回バスケットボールをパスしたのか?数えてください。

さあ、正解は ↓ ご覧ください。

簡単にいうと、脳は、意識を向けて重要だと思ったものの情報しか取ることができません。

重要というのは、今自分が掲げている目標や目的、行っている行動に対して重要であるかどうか……。

このRASの中に飛び込んでくる情報が、「駄目だ!」「無理だ!」「出来ない!」「忙しい」「不幸だ」であったら、あなたはどんな気分ですか?
やる気も起きずに、一日寝て過ごしてしまうかもしれません。

無意識にやってしまって、脳の働きを止めてしまう行動があります。
それは、

「マイナス言葉を発してしまうこと!」

「言霊」(ことだま)信仰って聞いたことありますか?

古事記、万葉の時代から、声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされ、日本人は昔から言葉を大切に扱っていたのです。
忌み嫌う言葉を結婚式では使わない習慣は現代にも続いています。

MRIやCTもなく、脳科学も何も知らない古代の日本人も言葉には魂があって言ったことが現実になると信じていました。

現代に住む我々は、日常で、仕事をしながら、友達と会話をしながら、勉強をしながら、
「無理」「駄目だ」「出来ない」「忙しい」「上司が悪い」「難しい」と様々なマイナス言葉を使っていませんか?

先程のRASの機能にあるように、マイナス言葉を感知した脳は、だんだん、マイナス言葉ばかりに目が行くようになり、やがてマイナス言葉しか見えなくなります。
RASがマイナス言葉しか感知しないので、よき出来事があっても心理的な盲点(スコトーマ)に隠されてしまうのです。
これが、人間の脳の仕組みなのです。

人間の脳はマイナス言葉を感知すると、思考を停止させます。
やる気も元気もなくなり、やがて逃避しはじめるのです。

この脳の動きが、勉強においては苦手な科目や嫌いな教科を生み出し、不得意強化を作り上げる仕組みです。嫌いなので勉強しません。だから、できるようになりません。そしてもっと嫌いになります。

仕事や人生においては、負のスパイラルに入った状態です。
RASがマイナス言葉を感知し始めると、「出来ない自分」「駄目な自分」「やっても無駄な自分」を作り上げていくのです。怖い話です。

ご自身の周りに目を向けて下さい。マイナス言葉を無意識に使っている人がいませんか?
すぐに「苦手」とか「難しい」とか言っている人がいませんか?

ここで、知っておいていただきたいことは、言葉にはエネルギーがあります。
マイナスのエネルギーを持った言葉を発すると、脳はマイナス言葉を感知し始め、よき出来事が見えなくなり、どんどん負のスパイラルに引きずられ「理解」「思考」「記憶」という作業を放棄します。

マイナス言葉を使うと人生がどれだけ下り坂になるのか?
伝わりましたでしょうか?

自分の人生を成功に導きたいのなら、夢を叶えたいのなら、マイナス言葉は使わない!

人は過去をコントロールできません。
過去に起こった事実を変えることは出来ないのです。
起きてしまった事実は「いい」も「わるい」もなくニュートラルです。
それを自分の脳がどう受け取るか、「いい出来事」と受け取るか「わるい出来事」と受け取るかが重要になります。物事には当然、日の当たるところもあれば、陰になるところもある。
その日の当たるところを見ていきませんか?という話です。
人生は大きく開けます。

マイナスの感情が浮かんでしまうのですが……という質問も受けることがあります。
人間はマイナスの感情というものを持ち合わせています。これをどのようにコントロールして自分の日常に負の影響を与えないようにするのか?も大切なことと考えています。

とりわけ、心の中の不安定な要素は、怒り、不安、不満、義務感、後悔。これらを誘発させるものは、浮かび上がるマイナスの感情だと思います。

このマイナスの感情を無くしたり、完全に消したりすることは・・・神さまでもない限り、人間には出来ないのではないか!?と考えます。人は煩悩の塊です。
しかし、マイナスの感情から誘発された怒りや不安や不満や後悔や義務感は、間違いなくコントロールできます。

マザーテレサさんは言いました。

思考に気をつけなさい。いつかそれは言葉になるから。
言葉に思考に気をつけなさい。いつかそれは行動になるから。
行動に気をつけなさい。いつかそれは習慣(無意識の行動)になるから。
習慣(無意識の行動)に気をつけなさい。いつかそれは性格(人格)になるから。
性格(人格)に思考に気をつけなさい。いつかそれは運命になるから。

自分の運命の源は、自分の思考であると言っています。
その思考が、マイナスの感情によるものであったら、あなたの運命もマイナスになってしまいます。

「嫌だ!」「きらいだ!」マイナスの感情を浮かんでも、対応のひとつは、それを言葉にしない。

心で思っているマイナスのエネルギーは声に出すと、言霊によって現実のマイナスになってしまいます。
プラスの思考でスタートさせたら、運命までもがプラスになります。実は、脳には親近効果というものがあります。
もし、一日中、仕事をしていて、家に帰って「ああ疲れた!」とマイナス言葉がでてしまったら!?

「あぁ、今日は疲れた。でも、充実していたな!」とプラスの言葉で締めくくってください。
あなたの脳は「充実していた!」を大切に眠りにつきます。

以上が、みなさんの脳のパフォーマンスをあげるとても重要な方法のひとつであると知っておいてください。

執筆者:株式会社麓屋代表 麓 直樹

スピード記憶トレーナー®国家資格を取得したい、語学を勉強している、受験を控える人向けに、脳科学を活用したスピード記憶術を伝え、脳力をフルに発揮させ、最短・最速で資格取得、学業成就をサポートする専門家。
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