記憶の分類とは?短期記憶を長期記憶にする方法も解説

こんにちは!
スピード記憶トレーナー®麓直樹です。
脳科学と心理学に基づいた脳力開発・学業サポートの専門家です。誰にでも簡単にできるイメージ記憶を使い、大量情報を短時間で記憶できる技術をお伝えしています。

この技術で頭に入れた情報は長期間保持することができます。
つまり、長期記憶でインプットできるということです。

今回は記憶の種類や分類についてお話してみたいと思います。
記事の後半では「短期記憶を長期記憶にする方法」も解説いたします。

記憶はいくつかに分類できる

みなさんもよく聞くと思います。
記憶には長期記憶と短期記憶があると・・・

一口に記憶といっても、記憶には色々な種類の記憶があります。
そして、いくつかの分類の仕方があります。

心理学的には保持される時間によって、感覚記憶、短期記憶と長期記憶に分類されます。

感覚記憶

人間は周りの情報を、五感を使ってインプットします。五感とは視覚、聴覚、体感覚(嗅覚、触覚、味覚)です。
あらゆる情報が五感を通じて、神経細胞から神経細胞へと電気信号で伝えられて、脳に届きます。
各感覚器官で瞬間的に保持されるが、意識には残らない記憶です。最も保持期間が短い記憶です。

短期記憶

感覚記憶の情報の中で意識を向けられたものが、短期記憶です。アメリカの心理学者ジョージミラーの研究によると、意味のないアルファベットの羅列は20秒程度しか保持できないと言われています。

長期記憶

短期記憶の一部の情報を固定化していくと、長期記憶となります。長期記憶は短期記憶とは異なり、容量の大きさは無限大です。

臨床神経学的には、即時記憶、近時記憶、遠隔記憶といわれる分類の仕方もある。

即時記憶

「いますぐ」の記憶のことで、話していて電話番号を言って、それを復唱するとか、名前を伝えて、その名前を復唱するとか、出来事や刺激、情報を記銘(覚える)した後に、すぐに想起(思い出す)させるものをいいます。

近時記憶

即時記憶より、保持する時間が長い記憶で、想起までの間に、記憶の干渉がはいる記憶のことをいいます。つまり、昨日のお昼ご飯は何を食べましたか?というようなスパンでの記憶です。
記憶の干渉というのは、パンだっけ?ラーメンだっけ?的な情報が干渉しあうことをいいます。

遠隔記憶

近時記憶よりも更に長い保持期間の記憶で、個人の生活史に関する記憶であるとか、子供のころの思い出のような記憶をいいます。

短期記憶を長期記憶にする方法

記憶には色々な分類があることがわかりました。
そして、記憶にはプロセスがあります。

記憶のプロセスとは、記銘して、保持して、想起する。
記憶力が良い人というのは、大量情報を短時間に記銘して、長時間保持して、正確に想起できる人です。

ここで、資格試験や学校の入試を控えている人、仕事の段取りや人の顔と名前などを覚えたいという人にとって、一度記銘した情報が長時間残っていることは、非常に有効であるとおもいますので、このことについてお話したいと思います。

記憶を長時間残す!
これは短期記憶を長期記憶にしてしまうことなのです。

そんなことができる?
習ってない!!

学校では教えません。
学校では様々な知識は教えますが、記憶の方法や記憶のマネージメントは教えないのです。

「海馬」は記憶のフィルター役

記憶の仕組みと、長期間にわたって記憶にする方法について、簡単に説明します。
脳の側頭葉に「海馬」という部位があります。これは記憶の入り口と呼ばれています。あらゆる情報を脳に記憶するときに海馬が関与します。

海馬は記憶の入り口であると同時に、情報の取捨選択、フィルターの役割もあります。

必要な情報、大切な情報は長く保存しておこう!
不必要などうでもいい情報は捨ててしまえ!というフィルター役です。

海馬は大切な情報を重要フォルダー(大脳皮質)に入れます。
ここは長期間保持する脳の図書館のようなところです。しかも、この図書館の貯蔵できる能力は無限大です。

「海馬が重視する情報」は記憶に残る!

では、海馬にとって、どのような情報が大切で必要であるのか? 

(1)ひとつは、原理原則は「生命維持」に必要な情報です。
脳神経細胞の「生きたい」という本能に基づくものです。熱湯は熱い!食べたら腹をこわす毒キノコ!噛まれたら死ぬような毒蛇といったものは長期記憶に残ります。

(2)ひとつは、繰り返しやってくる情報です。
何度も何度も、同じ情報がやってくると海馬は、この情報は大切に違いない!と言って重要フォルダーに入れます。

(3)もう一つは、情動記憶ともいいますが、海馬の近くに「扁桃体」という部位があります。この扁桃体は感情の中枢と呼ばれています。
感情と記憶は密接な関係があって、感情が揺さぶられた情報、感動した情報、刺激で扁桃体がプルプルした情報は、海馬にとって、最も重要な情報になります。

我々が資格試験対策で必要な情報は上記の(2)(3)の要件を付加して、海馬におくれば長期記憶になります。

(2)の繰り返しやってくる情報にする!つまり、反復する。復習するということです。
反復については何回かお話していますが、
まず、理解すること。理解の補助として記憶術を使う。勉強した24時間以内に復習。1週間後に復習。更に2週間後に復習。駄目押しの更に1ケ月後・・・このペースで4階復習したらほぼ、試験には対応できると思います。

(3)スピード記憶術講座の初日でお伝えするイメージ連結法。イメージを鮮明に正確に思い描けるようにして、面白い映像によるショートストーリーを作る。面白い内容であればあるほど、扁桃体はプルプルします。
勉強もワクワクしながら、面白がって、扁桃体を震わせながらやると、効率良く記憶することが出来ます。
勉強を、つまらないなぁ~、かったるいな~、面倒くさいな~といいながら、やっているあなたは・・・時間の無駄かもしれません。
勉強しなないようが脳に記憶されないからです。

嫌なこと・やりたいことも記憶に残すために

私の考え方なのですが、、人生において、嫌なことややりたくないことはやらなくてもOK!そう考えるととても楽になります。
あなたの人生において、それが必要のないことであれば!という条件が付きますが・・・

でも、世の中には人生において必要だけれど、嫌なことがあります。

嫌なのだけど、やらないと人生がうまくいかない!ような課題です。
これをどう扱うのか?

例えば、苦手な教科が試験科目の場合・・・どうするのか?

私は、嫌な理由をとことん追求する。

なぜ嫌か?を追求してみると、たいていの場合は、出来ない、判らない、苦手・・・に行きつきます。そこで、脳の本能を利用するのです。
脳は出来ないことが出来たり、知らないことを知ったりすることは、脳にとって最高のご褒美なのです。
苦手な教科の進捗をミクロの進化でOKを出す。

1mmの成長を喜ぶ。

脳にとってはこれもご褒美なのです。

小さな小さな積み重ねにすればよい。
すると、脳はあれっ!これ面白い!と反応します。

MBLのイチローが引退するときに、「小さな積み重ねが自分をとんでもないところに連れて行った」と語っていた。イチローも1本1本のヒットを積み重ねたので、一度に9934本を打った訳ではない。

この気持ちで、1mmの成長を喜びながら、挑戦することをお薦めしています。

執筆者:株式会社麓屋代表 麓 直樹

スピード記憶トレーナー®国家資格を取得したい、語学を勉強している、受験を控える人向けに、脳科学を活用したスピード記憶術を伝え、脳力をフルに発揮させ、最短・最速で資格取得、学業成就をサポートする専門家。
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