皆がしている行政書士の勉強方法
行政書士資格の勉強方法は、様々です。
そのため、自分の勉強方法が合っているかどうか不安になる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、みんながしている行政書士資格のための勉強方法について解説します。
「この勉強方法で大丈夫だろうか」
「合格している人はどのような勉強方法をしているのだろうか」
上記のような不安を抱えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
多くの人が行っている行政書士の勉強方法
多くの人が行っている行政書士の勉強方法として、以下の2つがあります。
- 参考書
- 過去問
行政書士に限らず、受験勉強などでは上記の2つを使う人が多いのではないでしょうか。
しかし、それぞれにはメリットもデメリットもあります。
以下で特徴やメリットデメリットについて解説します。
参考書
受験勉強に関しては、やはり参考書を使う人が多いです。
行政書士に限らず、受験勉強となると、まず真っ先に「参考書を買おう」と考えるのではないでしょうか。
確かに参考書は、勉強の王道と言えます。
以下で、メリットデメリットを解説します。
参考書で勉強するメリット
参考書で行政書士の勉強をするメリットは、以下の2つです。
- 安価で購入できる
- いつでもどこでも読める
とくに独学で勉強している人にとっては、参考書は強い味方です。
費用がなくても勉強できる上に、持ち運びがしやすいので、出先でも勉強できます。
サイズによっても異なりますが、電車のなかなどでも勉強できるでしょう。
常に勉強していたい人にとっては、参考書はメリットが大きいです。
参考書で勉強するデメリット
参考書で行政書士の勉強をするデメリットは、以下の2つです。
- 読んでも覚えられることが少ない
- ページを進めることが目的になってしまう
参考書を読むのは、覚えるためではないでしょうか。
しかし、正しい復習の仕方を覚えていないと、参考書をどれだけ読んでも、正確にアウトプットできるレベルで覚えられません。
また、参考書は、自分でも気づかないうちに「読み進めることが目的」になってしまいます。
そのため、覚えていないのに、勉強したつもりになって次へ次へと進んでしまうのです。
これではせっかく参考書で勉強しても、身につきません。
過去問
過去問も、参考書と同様で、資格の勉強の王道と言えるでしょう。
やはり多くの人は「まず過去問を解いてみよう」と考えます。
しかし、過去問も、決してメリットだけではありません。
以下で、過去問のメリット・デメリットについて解説します。
過去問のメリット
過去問で行政書の勉強を行うメリットは、以下の2つです。
- 試験で出る問題の傾向がわかる
- テストのような感覚で学べる
過去問は、名前のとおり、過去に出された問題です。
そのため、ただ参考書を読むよりも、試験に近い勉強ができるでしょう。
出題される問題の傾向もわかるので、実践的な勉強をしたい人には向いています。
過去問のデメリット
過去問で行政書士の勉強をするデメリットは、以下の3つです。
- 一回解いて終わりになってしまう
- 短期記憶にしか残らない
- 購入する時期によって問題が異なる
過去問はメリットもある一方で、デメリットもあります。
まず、多くの人は過去問を一回解いて終わってしまいます。
一度過去問を解いてしまうと「覚えた」と勘違いしてしまうからです。
しかし、過去問を解けたのは、短期的な記憶である可能性があるため、完全に覚えたとは言えません。
また、過去問は、時期によって問題が異なりますし、古いものだと法律が変わる前のものなどもあります。
常に最新の過去問集を購入しなければいけないので、過去問を選ぶ際にも気を付けなければいけません。
参考書と過去問に共通するデメリット
参考書も過去問も、多くのデメリットがあります。
もちろん、完全に意味がないとは言い切れません。
しかし、参考書や過去問を利用するなら、デメリットに注意しなければ、意味のない勉強になってしまいます。
以下では参考書や過去問に共通するデメリットについて解説します。
読んでも覚えられない可能性がある
参考書も過去問も、目的は「覚えること」です。
しかし、いずれにしても、覚えること自体が苦手な人は、内容を覚えられません。
なぜなら、正しい復習や暗記の方法を知らないからです。
行政書士の勉強は範囲が広いので、詰め込みだけでは覚えられません。
参考書も過去問も、決して悪いものではありませんが、まず先に「正しい復習方法」と「暗記の方法」を理解しておかなければいけないのです。
反復的に使わない可能性がある
参考書や過去問は、反復的に利用して、やっと頭に入ってきます。
しかし、多くの人は一度読んだらそこで終わってしまうのです。
参考書も過去問も分厚くなっているので、もう一度最初から読むというのは、精神的にも苦痛に感じてしまうでしょう。
それでも本来は、反復的に勉強しなければいけないものです。
とは言え、視覚的に分厚い参考書や過去問を見ると、もう一度最初から読むというモチベーションは、なかなか起きません。
読み終わる達成感を得てしまう
参考書や過去問で一番注意しなければいけないのが、達成感です。
分厚い参考書や過去問ならなおさら、一度読み終えると達成感を得てしまいます。
なかには、1ページを読み終えたり解いたりして、達成感を得てしまう人もいるでしょう。
しかし、あくまで目的は「勉強」であり、最後まで読み進めることではありません。
この達成で「自分は覚えた」と誤解してしまうことは、とくに注意しなければいけないのです。
皆の勉強時間はどの位?
行政書士の勉強時間は、独学であれば800時間と言われています。
参考書や過去問を使用する場合は、独学で行う人が多いので、800時間の勉強を目安にすると良いでしょう。
もし学校や通信講座に通っているのであれば、2日1時間程度でも目安時間にはなります。
ただし、行政書士の勉強については「何時間勉強したから合格する」というものではありません。
勉強時間は多ければ多いほど良いです。
行政書士の勉強時間については、以下でも解説しています。
皆がしていない”合格する人はしている”勉強方法
行政書士に受かる人は、過去問や参考書にとらわれず、自分ならではの勉強方法を見つけています。
皆と同じような勉強をして合格するのであれば、行政書士資格の試験は、もっと多くの人が受かっているのではないでしょうか。
もちろん勉強する時間も関係していますが、勉強方法も大事です。
そこでおすすめしたいのが、記憶術を使った勉強法。
先述しているように、参考書も過去問も、覚えられなければ意味がないため、大事なのは記憶力になります。
記憶術というのは、脳の使い方を理解して、今よりも記憶力をあげるものです。
また、記憶術はメンタル的なものではなく、脳科学を活用しています。
実際に私は、記憶術を学び、90日で行政書士試験に合格しました。
もし今、自分の勉強方法に少しでも悩んでいるのであれば、ぜひ記憶術をおすすめします。
行政書士資格は人の真似ばかりでは受からない
行政書士資格の勉強をしているの多くは「行政書士 勉強方法」など、インターネットで検索しているのではないでしょうか。
確かにインターネットには、多くのヒントが隠されています。
しかし、インターネットの検索結果が正しいとは言えません。
実際に、インターネットで出てくるおすすめの参考書や過去問、勉強方法などで、どれだけの人受かっているかというと、その事実はわからないものです。
だからこそ、自分に合った自分だけの勉強方法を見つけなければいけません。
もし今の勉強方法が自分に合っていないと感じているなら、ぜひ記憶術を試してみましょう。
執筆者:記憶術ライターM
記憶術や行政書士試験について学びながら記事コンテンツを執筆しています。