行政書士試験対策に暗記カードを使うべき?暗記カードよりも向いている覚え方とは?
行政書士試験に限らず、暗記カードを利用して試験対策を行う方は多いです。
しかし、果たして本当に暗記カードは試験対策に向いているのでしょうか。
そこで今回は、行政書士試験対策に暗記カードを利用すべきかどうかを解説します。
暗記カードよりも効果的な方法も解説するので、ぜひ行政書士試験対策の参考にしてください。
目次
暗記カード3つのメリット
暗記カードは、昔から試験対策として活用されています。
なぜ昔から多く使われているかというと、その分メリットがあるためです。
主なメリットは3つ。
- 場所を選ばず学習できる
- 復習しやすい
- 進行度合いがわかりやすい
なぜそれぞれのメリットが発生するのか、以下で解説します。
場所を選ばず学習できる
暗記カードはとても小さいものです。
不格好ではありますが、ポケットに忍ばせておくこともできるほどの大きさであるため、いつどんなときでも学習できます。
たとえば、移動中の電車のなかやちょっとした隙間時間でも、暗記カードを使った学習が可能です。
どんなときでもサっと取り出して学習できるため、使いやすいアイテムと言えるでしょう。
復習しやすい
場所を選ばずいつでもどこでも学習できるので、復習としても使いやすいのが暗記カードのメリットです。
「あの問題の答えってなんだったけ?」と忘れてしまった場合でも、わざわざ参考書を調べる必要がなく、すぐに復習できます。
なかには、家に帰ってから復習しようとするものの、忘れてしまった内容自体を忘れてしまうといった場合もあるでしょう。
暗記カードなら、思い出したいそのときに復習できます。
進行度合いがわかりやすい
暗記カードのメリットは、どこまで学習したかがわかりやすい点もあります。
テキストやDVDの場合、一度閉じてしまうと、どこまで勉強したかわからなくなってしまう場合もあるでしょう。
暗記カードであれば、覚えたその部分を開きっぱなしにしておけば良いです。
余計な手間や時間をかけずに、学習をすすめていけるでしょう。
暗記カード2つのデメリット
暗記カードのデメリットは、主に2つあります。
- 作ることが目的になりやすい
- 理解ではなく暗記がメインになりやすい
なぜ以下のデメリットが発生するのか、以下で解説します。
作ることが目的になりやすい
暗記カードを自分で作る場合、作ることが目的になってしまいやすいです。
暗記カードは、使うこと自体に意味があります。
しかし、なかには暗記カードを作って満足してしまう人もいるのが現実。
また「もっとこうした方が良いのでは」と考えているうちに、暗記カードを作ることに時間を割いてしまう方もいるでしょう。
以上の点から考えると、暗記カードは効率的ではないと言えます。
理解ではなく暗記がメインになりやすい
内容を理解することに関しては、暗記カードは不向きです。
暗記カードは名前の通り「暗記」がメインとなっています。
そのため、単語自体は暗記できても、理解することには向いていません。
行政書士試験は、理解することがポイントになるため、暗記カードだけでは不十分と言えます。
行政書士試験対策としての暗記カードの使い方
暗記カードは、行政書士試験対策として十分な対策とは言えません。
しかし、有効的な使い方もあります。
おすすめの使い方は、以下の2つ。
- 問題形式で記載しておく
- 単純な問題だけを記載しておく
それぞれの方法やメリットについて解説します。
問題形式で記載しておく
行政書士試験対策として暗記カードを使う際は、問題形式で記載しておきましょう。
片面に語句や定義などを記入するだけでは、頭に入ってきません。
また、問題を記載する際は、少し大きめの暗記カードを使うと良いでしょう。
コンパクトさがなくなるデメリットはありますが、読みやすさでメリットになります。
単純な問題だけを記載しておく
暗記カードには、できるだけ単純な問題を記載しておきましょう。
あまりにも複雑な内容は、暗記カードだけでは覚えられません。
主に使えるのは、テキストや六法、問題集などです。
行政書士試験のすべての対策ではなく、どの対策に使うのかしっかり考えて作ることが大事です。
行政書士試験対策で使える暗記カード以外の方法
行政書士試験対策として、暗記カード以外のおすすめの方法を解説します。
- スマホアプリ
- 記憶術
「暗記カード以外に頼れるものが少ない」と不安を感じる方は、ぜひ活用してみてください。
スマホアプリ
暗記カードの代わりとして使えるのが、スマホアプリです。
近年のスマホアプリは、過去問題集や一問一答形式のアプリなど、暗記カード以上に学習できます。
さらに、暗記カードは、自分でカードを作る時間も考えると、効率的とは言えませんが、スマホアプリなら自分で作る手間はかかりません。
スマホもいつでもどこでも学習できるので、暗記カードよりも効率的に学習できるでしょう。
記憶術
記憶術は、記憶するための講座です。
行政書士試験で出てくる判例などは、暗記カードに記載してもなかなか覚えられないでしょう。
記憶術では、どのように記憶するか、記憶するためのポイントを学べます。
暗記カードの代わりというよりは、記憶術を学んでから暗記カードを使えば、より効率的に覚えられるでしょう。
暗記カードに頼らない学習方法を考えましょう
行政書士試験の対策として、暗記カードを利用するのは一つの方法です。
しかし、暗記カードを利用すれば、有効的に学習できるわけではありません。
暗記カードでは覚えられない内容もあるため、広範囲の学習には不向きです。
暗記カードはあくまで一つのツールとして使うと良いでしょう。
ただし、暗記カードを利用しても以下のような悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
- 暗記カードを使っても覚えられない
- そもそも覚えることが苦手
- 広範囲の学習をどうしたら良いかわからない
覚えるコツを知らないと、暗記カードもただ見るだけのものになってしまい「学習したつもり」にしかなりません。
また、暗記カードには向いていないような判例などには適していないため、広範囲の学習をどのように覚えたら良いのかわからない方もいるでしょう。
では、そんな方が何から学ぶべきかというと「覚えるコツ」から学ぶべきなのです。
覚えるコツを知らないまま闇雲に勉強しても、効率的な学習にはなりません。
反対に、覚えるコツさえわかれば、どんな範囲も覚えられますし、暗記カードをより効率的に使えます。
とくに、おすすめなのが、スピード記憶術です。
実際にスピード記憶術で、行政書士試験を90日で合格した実績もあります。
しかし、なかには「記憶術を覚える時間があるなら行政書士試験の勉強をすすめたい」と考える方もいるかもしれません。
ただ、何度も言うように、覚え方がわかっていなければ、どれだけ学習をすすめても頭に入ってこないのです。
結果的に、学習時間が増えるだけになってしまいます。
行政書士試験の対策はほぼ暗記ですから、暗記するポイントを覚えておくのは重要な対策と言えるでしょう。
ぜひ「暗記」に悩んでいる方は、スピード記憶術を試してみてください。
執筆者:記憶術ライターM
記憶術や行政書士試験について学びながら記事コンテンツを執筆しています。